BS01改造部品
■BS01改造用サードパーティー部品購入
◆エランズクラフト
◇高精度アルミベッド:Z軸のがたつきを抑えて高精度造形を可能にする(4点式を3点式にするタイプ発売開始)
◇高精度ガントリーブロック:XY軸のがたつきを抑えて高精度造形を可能にする
◇モータークーラー(アルミ製モーターブラケット):モーターの廃熱効率を高める
◇アクリル電装カバー:底面カバーを透明にしLEDランプの確認が出来る、廃熱スリット付き
◇焼入れ研磨ガイドシャフト:ガイドシャフトの耐久性を高める
アルミベッド換装の手順
http://gndo.blogspot.jp/2014/08/3dbonsai-bs01_9.html
◆Asobimind | OnlineShop
◇銅/ステンレス製ベッド
◇LCDパネル
◇光るFAN
◇TMC2100(劇的にプリンタの作動音が下がります)
◇ヒータ・サーミスタ(B01互換)
等多数
■改良部品3Dデータ
【注意】3Dプリンタで造形する熱を直接受ける部分の部品はABSで造形してください。PLAですと60℃以上で変形しますので、熱を直接受ける部分の部品には向きません。
◆ガントリーサポート
(Shoji Wakitaさん作成/M6×25mmネジとブッシュ(内径6mm×10mm×2個:モノタロウで購入)):XY軸のがたつきを押さえ安定した造形を可能にする。
◆ベルトテンショナーつきモーターブラケットとガントリーサポート
(市川さん製作)
http://www.thingiverse.com/thing:488855
バネ部品:スプリングは八幡ねじ(http://www.yht.jp/index.htm )の品番E653引きバネ線径0.8、外径6.3、長さ23
◆モーターベルトテンション調節機能つきブラケット
(牧山さん製作、モーターブラケットは純正品を改良)
組み立てには、M3x30mmボルトと細めのM3ローレットナットを2セット、M3x14mmボルト、ワッシャー、ナット を3セット、M3x14mmボルトが2個が必要です。
ベルトのテンションは、まずモーターのボルトを緩め、ローレットナットを最大に締めて、ベルトをはじくとピンと高い音がでるところから、徐々にローレットナットを緩め、ブンと低い音に変わった時点で止め、モーターのボルトを軽めに締めます。
(注意)モーターブラケットはモーターの熱を直接受け長時間60℃以上になり変形することもありますので、ABSで造形してください。
http://www.thingiverse.com/thing:817913
◆フィラメントロール(リール)アダプタ
(牧山さん作成、新フィーダ対応):フィラメントロールをスムーズに回転させフィーダの引き込み抵抗を抑える
http://www.thingiverse.com/thing:554553
◆フィラメントリールホルダー
(大西さん作成)
◆フィラメントスタンド
(大西さん作成)
◆強制冷却ファンアダプタ
:PLA用に強制冷却ファンをつけることで造形精度を高める
・シングルノズル用(市川さん作成)
・デュアルノズル用(市川さん作成、新井さん改変)
・PLA/ABS切り替え可能セパレート型ファンアダプタ(牧山さん作成、一部市川さんのデータ流用)
http://www.thingiverse.com/thing:554557
・ヒートシンク内蔵タイプファンアダプタ(牧山さん作成)【注】噴出し口上のヒートシンクの羽は折ってください。
http://www.thingiverse.com/thing:724243
◆軟性フィラメント用継ぎ手アダプタ
(牧山さん作成):軟性フィラメントをスムーズに引き込むことで引き込み抵抗を抑える
http://www.thingiverse.com/thing:554555
◆USBのぐらつきが気になる方むけのUSB固定部品
http://www.thingiverse.com/thing:522583
◆旧フィーダー用軟性フィラメント向け部品
・Flex系、PVA系フィラメントガイド(石田さん作成)
・Flex系、PVA系フィラメントガイド(石田さん作成、牧山さん改変)
下記のSTLデータを0.2mm,50%で造形し、PTFEチューブを6mmカットして、穴にはめ込んで完成。アクリル板との接着は両面テープ。チューブ継ぎ手のしめ具合で、ギアとの接触面を調整します。
メディア:BS01 FlexFilamentGuide 1.stl
◆スマートコントローラーケース
(市川さん作成):スマートコントローラをBS01に設置する場合のケース
http://www.thingiverse.com/thing:444668
◆BS01ベッドクリップ
(牧山さん作成)
http://www.thingiverse.com/thing:588114
◆Z軸センター調整用1mmシフトジグ
(Shoji Wakitaさん作成)
◆Z軸スラビライザー
(Shoji Wakitaさん作成)
使用するベアリングの品番は「626ZZ」です。 (626ZZ:内径6mm、外径19mm、厚み6mm)
◆筐体の下駄
(大西さん作成。FLEXで作ると振動を吸収します。 15mmと25mm)
◆筐体にAC電源ソケット内蔵
(田中さん作成)
■その他部品
◆モノタロウ(各種部品御用達)
リニアシャフト(焼き入れあり) http://www.monotaro.com/p/0726/0617/
◆PLA版アクリルテーブル(3mm厚)部品
(例1)板 :アクリル530kグレースモーク(押出し) 厚さ 3mm サイズ 137×190 mm磨き仕上げ 税込価格 @395(円)
(例2)板 :アクリル板ガラス色(押出し) 厚さ 3mm サイズ 137×190 mm 磨き仕上げ 税込価格 @395(円)
(例3)板 :透明アクリル(押出板) 厚さ 3mm サイズ 137×190 mm 磨き仕上げ 税込価格 @377(円)
注)金額は随時変わる可能性があります。サイトで再見積もりしてください。
◆ABS版改造テーブル部品
「角井銅商店」という京都のお店( http://www42.tok2.com/home/kakui/index.html )
銅板(1mm)をワークの大きさ( 137×190 mm)にカット
■BS01(BS01+)にフルグラフィックコントローラーを導入する
まず、BS01(BS01+)のマイコンボードの所定の位置のパターンがカットされていないかを調べること。カットされている場合は、半田でつなぐこと。 ここがカットされているとLCDコントローラーがスタンドアロン化できない。
フルグラフィックコントローラーの購入
①amazon(日本)
SaintSmart
②SmartDIYs(日本)
RepRapDiscount
③Asobimind | OnlineShop(日本)
RepRapDiscount
④ebay(海外)
RepRapDiscount
(注意)12864 Ramps 1.4 Arduino 対応のもので、ボードのコネクターがL字型のものかを確認すること。コネクターの形が違うものは違うボード用なので気をつけること
AudinoIDEのダウンロード
①以下から最新のものをダウンロードしインストールする。
http://arduino.cc/en/Main/Software
②ArudinoIDEを起動する。
③ArudinoIDEにu8glibを追加します。以下のリンクを参照
http://3dp0.com/full-graphic-smart-controller/
>抜粋
u8glibをダウンロードします。これは”Universal Graphics Library for 8 Bit Embedded Systems”というもので、表示形式を8bitに変換するライブラリです。
・u8glibのページ:https://code.google.com/p/u8glib/wiki/u8glib
・Arduino用u8glibのダウンロードページ:https://bintray.com/olikraus/u8glib/Arduino/view
次にMarlin v1を開いているArduinoIDEで、メニューの「スケッチ」→「ライブラリを使用」→「Add Library」を開いて、先ほどダウンロードした”u8glib_arduino_v1.XX.zip “を選択して読み込ませます。zip形式で圧縮したままで大丈夫です。
これでライブラリにu8glibが追加され、先ほど開いたようにして見ると「Add Library」の一番下に「u8glib」が表示されます。
④マイコンボードの確認
[ツール][マイコンボード]から[Arudino MEGA2560 or MEGA ADK]にチェック
⑤シリアルポートの確認
[ツール][マイコンボード]からBS01(BS01+)が接続されているシリアルポートにチェック
MacとWinではシリアル表示が異なりますので注意してください。
ファームウェアの導入
①ファームウェアは、以下のデュアルモデルのものを利用する。他のものでは上手く動かない。
②ダウンロード後、解凍する。フォルダ名がmarlinのように先頭文字が小文字になっている場合上手く動かないことがあるのでMarlinに変更する。
③Marlin.inoをダブルクリックで起動させる。以下のリンクも参考にすること。
ファームウェアの書き換え
①導入するモデルがデュアルモデルの場合
Configuration.hの
#define REPRAP_DISCOUNT_SMART_CONTROLLER に // を追加して // #define REPRAP_DISCOUNT_SMART_CONTROLLER にする。
// #define REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER の //を削除して #define REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER にする。
変更後、[↓]ボタンを押して保存させる。
②導入するモデルがシングルモデルの場合
Configuration.hの
#define MOTHERBOARD 34 を #define MOTHERBOARD 33 にする。(シングル設定)
#define REPRAP_DISCOUNT_SMART_CONTROLLER に // を追加して // #define REPRAP_DISCOUNT_SMART_CONTROLLER にする。
// #define REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER の //を削除して #define REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER にする。
変更後、[↓]ボタンを押して保存させる。
#define EXTRUDERS 2 を
#define EXTRUDERS 1 に変更
変更後、[↓]ボタンを押して保存させる。
#define TEMP_SENSOR_0 5 #define TEMP_SENSOR_1 5 #define TEMP_SENSOR_2 0 #define TEMP_SENSOR_BED 5 を
#define TEMP_SENSOR_0 5 #define TEMP_SENSOR_1 0 #define TEMP_SENSOR_2 0 #define TEMP_SENSOR_BED 5 に変更。(ヒートベッドなしの場合は0でも良い)
変更後、[↓]ボタンを押して保存させる。
③ヒートベッドのプリヒートメニューの動作変更(ヒートベッドなしモデルのみ)
// Preheat Constants //#define PLA_PREHEAT_HOTEND_TEMP 180 #define PLA_PREHEAT_HOTEND_TEMP 200 #define PLA_PREHEAT_HPB_TEMP 60 #define PLA_PREHEAT_FAN_SPEED 255 // Insert Value between 0 and 255
の
#define PLA_PREHEAT_HPB_TEMP 60
を
#define PLA_PREHEAT_HPB_TEMP 0
にする。
変更後、[↓]ボタンを押して保存させる。
④Auther名の変更
#define STRING_CONFIG_H_AUTHOR "(bonsai lab.,BS01_D_1.0_PLA_Z102)"
のようになっている"Auther名"部分を
#define STRING_CONFIG_H_AUTHOR "(none,BS01_S_1.0_PLA_Z100_LCD)"
のように変更しておくと、改造されたファームなのかの判別がしやすい。
変更後、[↓]ボタンを押して保存させる。
⑤(→)ボタンでコンパイル&書き込みを行なう
書き込む前に、スライサーソフトは閉じましょう。つながっていた場合接続エラーになります。
書き込み中はUSBケーブルを外したり、停電しないように細心の注意を払うこと。もし書き込みに失敗したら、マイコンボードが使えなくなる可能性があります。
⑥書き込みが完了したら、一旦全ての電源を落として、ボードを再起動させる。
⑦Repetier-Hostで接続し、接続ログの画面に変更したAuther名が表示され、エラー表示がなければファームウェアの書き込みが成功しています。
フルグラフィックコントローラーの接続1(SainSmart製)
(注意)以下の作業は3Dプリンタの電源をすべて落として、体の静電気を除去してから行なってください。
①L字型のコネクタをボードの所定の位置に接続する。その時に、EXP1とEXP2の場所を確認しておくこと。
②2本のケーブルで、ボードとコントローラーをつなぎます。裏のEXP1はEXP1コネクタ、EXP2はEXP2コネクタ(赤い四角)と接続します。コネクターとケーブルは切り欠きと出っ張りがありきちんとはまる形になっていますので、方向を間違えて無理にはめないこと。
③接続後、画面のコントラストを調整し液晶画面がきれいに見えるようにします。CON ADJ(青い四角)の表示がある部分を精密ドライバーで回して濃く表示されるように調整します。
④液晶画面はLIGHTボタンを押した時に光らせることができます。常時光らせるには、裏のDIRーCNRLジャンパスイッチ(黄色い四角)をDIR側に付け替えます。(デフォルトではCTRL側についています)
正常に接続されると、スタート画面につづき、インフォスクリーン画面になります。
フルグラフィックコントローラーの接続2(RepRapDiscount製)
①L字型のコネクタをボードの所定の位置に接続する。その時に、EXP1とEXP2の場所を確認しておくこと。
②2本のケーブルで、ボードとコントローラーをつなぎます。裏のEXP1はEXP1コネクタ、EXP2はEXP2コネクタ(青い四角)と接続します。コネクターとケーブルは切り欠きと出っ張りがありきちんとはまる形になっていますので、方向を間違えて無理にはめないこと。
③接続後、画面のコントラストを調整し液晶画面がきれいに見えるようにします。青い四角の部分を精密ドライバーで回して濃く表示されるように調整します。
④正常に接続されると、スタート画面につづき、インフォスクリーン画面になります。
フルグラフィックコントローラーのケースの制作1(SainSmart製)
ここでは、SainSmart 12864 LCD フルグラフィックコントローラー RAMPS1.4 の以下のタイプを元に制作する。
①ケースの制作(つまみつき)
http://www.thingiverse.com/thing:219024
②大きいつまみの制作
http://www.thingiverse.com/thing:229008
③ケースクリップ(BS01シリーズ用)の制作
http://www.thingiverse.com/thing:685830
ケースクリップは、裏側のコネクターの穴に組み入れて使用する。BS01のふちに引っ掛けて固定します。(底板はエランズクラフトの電装カバーにしたほうが底板が薄くなるので良い)
フルグラフィックコントローラーのケースの制作2(RepRapDiscount製)
ここでは、RepRapDiscount 12864 LCD フルグラフィックコントローラー RAMPS1.4 の以下のタイプを元に制作する。
①ケースの制作
以下のリンク先のデータを造形します。
http://www.thingiverse.com/thing:213852
フルグラフィックコントローラーケースホルダーの制作
①ケースホルダー(田中さん制作):ケースに対して角度がついていてより扱いやすくなっています。
田中さんのサイト:http://blog.goo.ne.jp/toko0131/e/4f05c399a7678c7f6e7449928bd68812
②汎用的なケースホルダー(田中さん製作、牧山さん改良)
RepRapDiscount製コントローラーにも対応させました。
SainSmart製もつまみをデフォルトの小さなものにかえることでそのまま使えます。