「失敗例」の版間の差分
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'''造形物の問題''' | '''造形物の問題''' | ||
− | <u> ベッドから浮き上がってしまう(剥がれてしまう)</u> | + | ■<u> ベッドから浮き上がってしまう(剥がれてしまう)</u> |
− | + | ・発生要因 | |
接地面積の小さいものやABS等で出力した場合によく発生。 | 接地面積の小さいものやABS等で出力した場合によく発生。 | ||
− | + | ・対策 | |
*RaftやBrim、場合によってはサポート材を設定して定着力を上げる | *RaftやBrim、場合によってはサポート材を設定して定着力を上げる | ||
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*急な温度変化をさせないように本体ごとケースで覆う | *急な温度変化をさせないように本体ごとケースで覆う | ||
− | <u> 造形物の上面・下面に隙間ができる </u> | + | ■<u> 造形物の上面・下面に隙間ができる </u> |
− | + | ・発生要因 | |
ベッドとノズルの隙間が開いている場合やノズルの温度が低い場合スライサー等の出力設定がうまくできていない | ベッドとノズルの隙間が開いている場合やノズルの温度が低い場合スライサー等の出力設定がうまくできていない | ||
− | + | ・対策 | |
まずは、ベッドとノズルの隙間を少しずつ狭くしていき様子をみる。その他、造形時のノズルから出るフィラメント経や吐出量を多くするなどで調整を行う。 | まずは、ベッドとノズルの隙間を少しずつ狭くしていき様子をみる。その他、造形時のノズルから出るフィラメント経や吐出量を多くするなどで調整を行う。 | ||
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'''BS01本体''' | '''BS01本体''' | ||
− | <u> バレルネジ破損(ノズル交換時に発生)</u> | + | ■<u> バレルネジ破損(ノズル交換時に発生)</u> |
[[ファイル:Noz.jpg]] | [[ファイル:Noz.jpg]] | ||
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(写真提供M.I様) | (写真提供M.I様) | ||
− | + | ・発生要因 | |
冷却された状態でノズルを交換する場合、樹脂が硬化して無理な力をかけてしまった | 冷却された状態でノズルを交換する場合、樹脂が硬化して無理な力をかけてしまった | ||
− | + | ・対策 | |
加熱した状態で無理な力をかけないよう心がける。コンロやバーナーで炙るのも有りだが上記写真の様に内部に樹脂(耐熱250度程度?)があるため加熱しすぎないよう注意が必要となる。 | 加熱した状態で無理な力をかけないよう心がける。コンロやバーナーで炙るのも有りだが上記写真の様に内部に樹脂(耐熱250度程度?)があるため加熱しすぎないよう注意が必要となる。 | ||
− | <u> 調整ナットの山が壊れた </u> | + | ■<u> 調整ナットの山が壊れた </u> |
− | + | ・発生要因 | |
材質がアルミであるため、使用していれば摩耗して使えなくなってしまう | 材質がアルミであるため、使用していれば摩耗して使えなくなってしまう | ||
− | + | ・対策 | |
破損自体を防ぐことは困難であるため、破損後は市販の蝶ナット(M3)などへ変更する | 破損自体を防ぐことは困難であるため、破損後は市販の蝶ナット(M3)などへ変更する |
2014年8月4日 (月) 01:00時点における版
造形物の問題
■ ベッドから浮き上がってしまう(剥がれてしまう)
・発生要因
接地面積の小さいものやABS等で出力した場合によく発生。
・対策
- RaftやBrim、場合によってはサポート材を設定して定着力を上げる
- ベッドの表面に両面テープやケープなどをつけた状態で出力してみる
- 造形物の周囲に薄い壁を同時に作ってみる(温度変化を少なくする効果)
- 急な温度変化をさせないように本体ごとケースで覆う
■ 造形物の上面・下面に隙間ができる
・発生要因
ベッドとノズルの隙間が開いている場合やノズルの温度が低い場合スライサー等の出力設定がうまくできていない
・対策
まずは、ベッドとノズルの隙間を少しずつ狭くしていき様子をみる。その他、造形時のノズルから出るフィラメント経や吐出量を多くするなどで調整を行う。 ※ソフトの設定は別途解説ページで詳細説明を実施。
BS01本体
■ バレルネジ破損(ノズル交換時に発生)
(写真提供M.I様)
・発生要因
冷却された状態でノズルを交換する場合、樹脂が硬化して無理な力をかけてしまった
・対策
加熱した状態で無理な力をかけないよう心がける。コンロやバーナーで炙るのも有りだが上記写真の様に内部に樹脂(耐熱250度程度?)があるため加熱しすぎないよう注意が必要となる。
■ 調整ナットの山が壊れた
・発生要因
材質がアルミであるため、使用していれば摩耗して使えなくなってしまう
・対策
破損自体を防ぐことは困難であるため、破損後は市販の蝶ナット(M3)などへ変更する