「リトフェイン」の版間の差分

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2014年12月20日 (土) 18:49時点における版

■リトフェイン造形

リトフェインの発祥は中世ヨーロッパと言われており、大理石を削り裏からの光を当てることで絵として浮かび上がらせるものです。 ちょうど、写真のネガフィルムと同じ原理で、加工した製品は光を通すことで驚くほど鮮明に見ることができます。

ここでは、リトフェインを3Dプリンタで作ります。3DプリンタやCNCルーターで作ったリトフェインは「モダン・リトフェイン」と呼ばれています。

・Wiki: http://en.wikipedia.org/wiki/Lithophane

・空前の3Dプリンタ製リトフェインブーム到来?! http://3d-dental.jp/bs01-lithophane/

3Dプリンタでリトフェインをつくるのは簡単です。3DCADや3DCGの知識や技術も不要です。


◆Curaを使って写真データからリトフェイン用3Dデータを作る

(1)写真データを用意します。カラーでも白黒でもかまいませんが、出来上がりは白黒に見えますのでなるべく白黒のほうが良いでしょう。


(2)Curaを起動し、モデルファイルをロードする方法と同じように写真データを読み込みます。

Lito1.pngLito2.png


(3)[Convert Image...] ダイアログが表示されますので下記の設定をして[OK]ボタンを押します。

Lito3.png

Height 3mm
Base 0.6mm
Width 任意の大きさ
Depth 任意の大きさ(Widthを変えると自動で変化します)
Darker is higher
Light smoothing


(4)リトフェイン用3Dデータが完成しました。データを保存する場合は、Curaの[File]>[Save model...]で「ファイル名.stl」(.stlは必ず入れてください)で保存します。

Lito5.png


(5)リトフェイン用3Dデータを印刷します。積層厚は0.1mm、充填率は100%に指定してください。材料はPLAでもABSでも構いません。色は白が基本ですが不透明で光を通しやすい色ならば何でも構いません。 Cura以外のスライサーで印刷する場合は、保存したSTLファイルを使用して印刷してください。

Lito4.pngLito6.jpg



◆リトフェインとiPad miniを使った新しい展示物の製作(服部氏製作)

(1)iPad mini の画面上にリトフェインを乗せ背景光源とします。
Lito7.jpg


(2)画面の下に元になった写真を表示させて、色の付いた光を背景光源にします。写真の画像はエフェクトをかけています。 Lito8.jpg


(3)エフェクトをかけた写真画像をスライドショーにして変化させるとすごいことに!

https://www.facebook.com/video.php?v=836786183020468