Idbox!とBS01の違い

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■idbox!とBS01の違い

idboxは、BS01miniのPLA版が元になっており、大きく異なる部分としては、筐体がMDF板から透明アクリル板になっています。

透明アクリル板になることで、MDF板に比べて湿気の影響(曲がりや膨らみ)を受けにくく、硬度もアルミニウムと同程度となるため、筐体の安定性や強度はより向上していると考えられます。また、内部の視認性がよくなるため、マイコンボードのLEDの動き(ノズル温度が規定値に達すると点滅する等)が見やすく、メカニカルな構造も理解しやすいです。

ただし、アクリル板はMDF板にくらべ割れやすい性質のため、組み立てるときや取り扱いには注意が必要です。

・部品の内容はidbox!組立て

アクリル板

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%AB%E6%A8%B9%E8%84%82

MDF板

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AF%86%E5%BA%A6%E7%B9%8A%E7%B6%AD%E6%9D%BF


■販売元とサポート会社の違い

○idbox!
販売お問い合わせ先:ディアゴスティーニ
https://deagostini.jp/mypage/inquiry/index.php

○BS01
販売お問合せ先:BonsaiLab
https://www.bonsailab.asia/

注意

改造(ファームウェアの書き換え、idbox!へBS01部品の取り付け)については自己責任となります。
簡単にメーカへ直接問い合わせをすることは、ご遠慮いただくことがマナーです。
まずは、インターネットやコミュニティーにある情報に、同じような事例が無いかを確認してみてください。

■パーツの変更箇所

テーブルベース(+-)

(1)テーブルベースの前面側にも補強板が入りました。(旧BS01は前面の補強板はなし)旧PLA版と比較してもテーブルの曲がりの補強・ねじれ防止になっているものと考えられ、より安定したテーブル構造になっています。

(2)テーブルを留めるローレットナットがMDF板製のはめ込み式の大きめのものから、小さめの段付きローレットナットへ変更になっています。透明アクリルのデザインにあわせた変更でしょう。

(3)BS01+ユーザーのテーブルベースは標準でアルミなので、idbox!よりもさらに良いものです。

冷却ファン(-)

冷却ファンのコネクターが3pinから回転数通知用ケーブルが無い2pinになっています。また、ファンのメーカーが違い、音が大きくなっているようです。

フィーダ(++)

idboxのフィーダーはBS01+のフィーダーをさらに改良したアームがつき、さらに安定した造形ができます。柔らかいフィラメントにも対応しているので、非常に応用範囲が広がります。

ガントリーシャフト(+++)

idboxのXYZのシャフトはBS01+よりも強度と耐久性に優れる「焼入れシャフト」であり、非常に良い。BS01+ユーザーも付け替えた方が良いほどのもの。

ベルト&ベルトテンショナー(+)

ベルトはテンショナーを付けなくても動かせるので良い。

ガントリーブロック(-)

idboxのガントリーのブロックはBS01+では2ノズル対応の2穴であるが、idbox!では1ノズル用1穴である。

ヒートベッド(--)

idbox!にはヒートベッドはついていないため、ABSフィラメントを使うには工夫が必要。