フィラメント種類

提供: 3D Printer Wiki
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■3Dプリンタで使用するフィラメントの種類

積層タイプの3Dプリンタで使用する素材は一般的にフィラメント(ひも状の樹脂)と呼ばれる。
BS01ではリールに巻かれたひも状のフィラメントを利用する。
太さは1.75mmと2.85mmの2種類が存在するが、日本では1.75mmが主流である。
BS01は1.75mmのフィラメントを使用しているが、純正品だけではなく、他メーカー製のフィラメントを使用することが出来る。

>ボンサイラボが提供しているフィラメントへ

■主な材料

◆PLA

植物由来の材料(ポリ乳酸)から作られている素材。基本的な性能として比較的低い温度(200度前後)で利用する。
・ヘッド温度:200度前後
・ベッド温度:常温〜60度前後

メリット/デメリット
(-)耐熱温度が低いため夏場の自動車車内等の高温で変形する。
(-)ABSに比べ材質が硬いためヤスリがけなどがうまくできない。
(-)吸水性が高く湿度を嫌うため、保管には十分注意が必要である。
(+)ABSより過熱時の臭いはすくなく若干香ばしい臭いがする。

PLA解説

http://i-maker.jp/pla-5397.html

◆ABS

石油由来の材料(アクリロニトリル 、ブタジエン 、スチレン)から作られている素材。基本的な性能としてPLAより高い温度(230度以上)で利用する。
・ヘッド温度:230度以上
・ベッド温度:70度〜110度

メリット/デメリット
(-)造形時の冷却で変形しやすいため比較的高い温度での造形に適する
(+)PLAに比べ材質やわらかいためヤスリがけ等の後加工が可能。
(+)吸水性が低いため保管しやすく、耐久性も高い。
(-)過熱時に若干油性の焼けた臭いが出る。

解説リンク

http://i-maker.jp/abs-5282.html

◆PET

http://3d-dental.jp/madesolid_petplus_with_bs01/

◆アクリル

http://i-maker.jp/acrylic-5309.html

◆ナイロン(ポリアミド)

http://i-maker.jp/nylon-polyamide-5418.html

◆高機能性フィラメント

従来製品より改良がなされておりより多くのメリットを持つフィラメント。

Polymaker社

http://www.polymaker.com/

・PolyPlus 比較的安定して造形できる標準的なフィラメント。径の誤差が小さいので詰まりがない。少し脆いのが欠点
・PolyMax 安定して造形できるフィラメント。PolyPlusにくらべ強度があり脆さはない。
・PolyFlex BS01では新フィーダにて造形可能。柔らかいため、クリアランスの調整が難しい。すこし離して調整するのがコツ。
・PolyWood ・PolySupport

colorFabb社

http://colorfabb.com/

・bronzeFill 青銅の粉末が80%含まれているPLA。磨くと光る。ざらざらで細く射出され急激に冷えてかたまるので調整は熟練を要する。
・CopperFill 銅の粉末が80%含まれているPLA。磨くと光る。ざらざらで細く射出され急激に冷えてかたまるので調整は熟練を要する。
・BanbooFill 竹の繊維が20%含まれているPLA。溶かすと良い香りがする。PLAと同じ設定でOK。

その他多数の高機能フィラメントをそろえている

バーベイタム(三菱科学メディア)社

http://www.iodata.jp/product/verbatim/3dfilament/

従来PLAよりもさらっと出てカチッと固まりやすので、表面形状の細密性向上に効果がある。

ユニチカ社

http://www.unitika.co.jp/terramac/3dprinter-filament/index.html

■BS01と相性が悪いとされているフィラメント

MakerBot ReplicatorMiniのPLAフィラメント
Mutoエンジニアリングの推奨ABS/PLA緑
UP!の専用ABS